Topics

特集記事

現状に満足せず、これからもずっとお客様に喜んでいただける食堂へ　～栄養士・調理師インタビュー～

2025.11.28

メフォスでは、約8,100名の栄養士・調理師が全国で活躍しています。（2025年4月時点）

当社の幅広い事業フィールドで働く栄養士・調理師が、どのような想いで食事を提供しているのか、ご紹介します。

2022年入社　栄養士・調理師　榊間　萌

入社から現在までの仕事

2022年　新卒で入社後、特別養護老人ホーム（提供食数：80食）に勤務

盛付や洗浄から業務を習得していき、入社半年後からは少しずつ調理も担当するようになる。

2023年　他の特別養護老人ホーム（提供食数：90食）に異動

前の事業所との業務の違いに苦戦しながらも、全ての厨房内業務を習得。入社1年目に比べ余裕が生まれ、やりがいを実感するようになる。

2024年10月～現在　当社が新規受託した工場の社員食堂に事業所責任者として異動

未経験の社員食堂且つ初の事業所責任者のポジションで挑戦の日々。

栄養士と調理師の二刀流！
特別養護老人ホームでは命の重みを感じながら業務に取り組む

◎栄養士と調理師の両方の資格をお持ちなのですね！どのような経緯で取得されたのですか？

子どものとき、よく両親の家事を手伝っていたのですが、その中で特に料理が好きで、自然と将来料理を仕事にしたいと考えるようになっていました。高校は調理師免許が取得できる学校に進学したのですが、学校で学ぶ中で、おいしく調理するだけでなく、他の料理も含めた栄養バランスについても学びたいと思い、高校で調理師免許を取得した後は、栄養士免許が取得できる短期大学に進学しました。

◎メフォスに入社した理由を教えてください！

就職活動をしていた際、複数の給食委託会社の説明会に参加しましたが、実家からの通勤圏内に必ずしも勤務先があるわけではないことを知り、加えて、キャリアアップのために様々な事業所で経験を積みたいとも思ったため、いつかは実家を出て一人暮らしをすることを思い描きました。そのような中でメフォスは、手厚い住宅補助の制度があり安心できる点と、保育園や学校、社員食堂、福祉施設など幅広い分野の事業所を受託しているため様々な経験を積むことができる点を魅力に思い、入社を決めました。

◎特別養護老人ホームに勤めていた際、どんなやりがいがありましたか？

我々が提供する食事が最後の食事になる方がいらっしゃるかもしれないため、全ての食事において、もし最後の食事となってもふさわしいよう、心を込めてつくることに使命感があり、やりがいを感じていました。人生の最後の食事になり得ると思うと妥協は一切できず、命の重みを感じながら仕事をすることができ、貴重な経験となりました。

味だけでなく見た目と温度にもこだわり、
少しでもおいしい食事を提供したい

◎特別養護老人ホームから工場の社員食堂へ異動した際、大変だったことは何ですか？

最も苦労したのは味付けです。入社後はずっと福祉施設に勤めていたため、塩分を抑えた味付けに慣れていましたが、工場の方は濃い味付けを好まれる方が多く、そのギャップを埋めることが大変でした。最初は自分だけでは味の良し悪しが判断できなかったので、共に働く仲間たちに味を確認してもらいアドバイスをもらっていました。また、自分でも積極的に外食をして、外食で好まれる味付けを参考にしました。その結果、「おいしい！」と言っていただけることが増えたため、とても嬉しかったです。

普段提供しているお食事（左より、オムライス、唐揚げ丼、クリスマスイベントのケーキ）

◎現在注力して取り組まれていることを教えてください！

おいしさの追求はもちろんですが、提供時の「見た目」と「温度」にこだわっています。現在の事業所では黒の食器を使用することが多いため、黒に映える赤・緑・黄などの彩りを加え、食欲をそそる見た目を意識しています。また、温かいものは温かいうちに提供できるよう、提供直前まで保温庫で保管したり、注文をいただいてから加熱したりして、少しでもおいしく召し上がっていただけるよう気をつけています。