PROJECT STORY 01
事業所を超えたつながりが、
園児の笑顔をつくる
幼保分野で、事業所の取り組みを共有し合おうと、2020年よりTeams運用による「Link to you」がスタートしました。
「いいね」と認め合うことで働きがいにつながり、行事食の新たな発想が広がるなど成果も出ています。実際にこども園での工夫につなげている管理栄養士の3人に話を聞きました。
PROFILE
管理栄養士
三好 由莉
管理栄養士
高田 真実
管理栄養士
鹿取 萌子
SESSION 01
皆さんの仕事内容について教えてください。
三好:2021年1月に中途で入社し、香川県内にあるこども園の新規立ち上げを経て、現在は同県の別のこども園で勤務しています。0歳から5歳まで50人の園児に向けて、献立作成から調理、食材発注の責任者を務めています。
鹿取:私は、以前三好さんも在籍していたこども園で、献立作成から調理、発注まで担っています。約170人の子どもと30人の先生、計200食分をメフォスの社員2人、パートスタッフ3人で作っています。
高田:私が勤務するこども園は、食数が500食と全国のこども園の中でも大規模です。担当業務は食物アレルギーに関する業務で、調理や洗浄以外に、食物アレルギーのある園児の書類などを作成し園内会議に出るのも業務の一つ。500食ともなると食材の量も多く、厨房や機械も大きいため、作業動線を考えて無駄なく動くこと、ミスのないよう事前確認することを心がけています。
SESSION 02
Teamsを活用した社内情報共有の取り組み「Link to you」とは?
どのように活用していますか。
三好:保育園や幼稚園で働く栄養士同士、なかなか集まって情報交換をする機会はありませんでした。そこで、みんなで気軽につながって、いい事例や取り組みを教え合えたら新しい発想につながるのでは…と始まったのがTeamsを使った社内情報共有です。この取り組みを「Link to you」と名付けて運用をスタートさせました。
鹿取:2020年から始まった取り組みで、関西から九州まで、西日本の幼保事業所のメンバーが日々のちょっとした工夫、園児に喜んでもらえたことなどを投稿しています。参考になった投稿には「いいね」をクリックしたり、「このメニュー、当園でもやってみます」などとコメントし合ったりして、お互いの仕事のいいところを引き出し合っています。
高田:毎朝パソコンを立ち上げると、他事業所での取り組み事例が共有されているので、調理に入る前にチェックします。1日に3回くらいは見ていますね。
SESSION 03
Teams活用により役立ったこと、仕事のやりがいにつながった出来事はありますか。
三好:最初に投稿するまでは「何か役立つのかな…」と渋っていたのですが、シェアしてみるとたくさんの反応がある。それが純粋にうれしいです。以前、パンダ柄の蒸しパンを作ったときには、新たに蒸し器を使ったことで表面をキレイに仕上げることができました。それを投稿したところ、「作りたいと思っていたんです!参考にします」とほかの栄養士さんからコメントをいただけて、もっといろんなことに挑戦しようと思えました。
鹿取:私は、卒園式に向けて作った、ディズニーキャラクター柄のクッキーを投稿しました。他事業所の方にも協力してもらって完成した大がかりなプロジェクトだったので、Teamsを使い活動報告と感謝を伝えることができました。
三好:クッキー1枚1枚、キャラクターの表情を変えるなどすごくこだわりが詰まっていたんです。私も思わず「かわいい!」とコメントしました。
高田:私の園では500食という量の多さから、なかなかかわいい盛り付けや特別メニューなどの対応がしにくいんです。それでも、卒園式・入園式の大きなイベントのときクラスごとにクッキーをラッピングし、「こんな工夫をしました」と投稿したところ、他事業所のほかに上司からもコメントが入っていて、ちゃんと見ていてくれるんだなとうれしくなりました。
鹿取:上司がフランクに意見してくれるのもTeams活用のいいところですよね。
普段会うことはない方でも、投稿によって刺激をもらったりしています。研修でお世話になった管理栄養士さんの取り組みを目にしたり、前の勤務先だった園で「食物アレルギー対応でこんなメニューに挑戦しました」などと投稿されていたりすると、「頑張っているんだな」「自分がいたときより進化していてすごい!」と背中を押されます。
SESSION 04
今後、Teamsを使って取り組みたいことはありますか。
三好:基本的にはポジティブな投稿が多いのですが、今後は、トラブルやミスが生じたときにも「こんなことがあったので、この点に気を付けましょう」などと伝え合えるといいですね。同じ教訓を共有できれば、メフォス全体での幼保分野のレベルアップにつながると思います。
高田:食物アレルギー対応では、必要な栄養をとれてかつ、できるだけ分かりやすい調理工程でミスが起こらないようなメニューが求められます。ほかの園ではどんな工夫をしているのか、もっと共有し合って知見を増やしていきたいです。
鹿取:こども園では、保育士の先生と定期的に会議をし、「園児にとってどんなものが食べづらいのか」「嫌いな食材は、どういう調理をしたら食べるようになるのか」など事業所からヒントをいただいています。そうした工夫ポイントを、Teamsでも出し合っていきたいと思っています。
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