利用者様も職員の方々も美味しい食事に大満足

さしまの家は利用者様にとっての「第二の我が家」をモットーにする茨城県坂東市の特別養護老人ホーム(特養)です。メフォスは、2020年12月の開所時から利用者様向け給食をご提供しています。事業者選定の際には味や非常時の対応などを重視したという「さしまの家」。開所から3年を経て、「本当に満足しています。メフォスを選んで本当に良かった」と喜んでいただいています。

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特養の食事こそ美味しさが大事

特養で暮らす高齢者の方にとって、健康維持や体力増進のためにきちんと食事を摂ることはとても大切です。寝たきりやなかなか自由に動くことのできない方も多く、食事を毎日の楽しみにいている方もたくさんいます。さしまの家の山田淳施設長は「だからこそ高齢者施設の食事は味が大切になるのです」とおっしゃいます。

「美味しくなければ食が進みません。それでは健康維持も体力増進もできません。私たちのような施設が給食事業者さんを選ぶときには、安心安全な食材を用いて、美味しい食事を作ってくれることが重要になるのです」

山田施設長がおっしゃるには、メフォスが提供する食事は利用者の皆さんに大好評だそうです。

「病院に入院していたときはとても食が細かった方がこちらに入ったその日から『美味しい』といってもりもり召しあがっている姿を見て、ご家族が驚くこともあります」(山田施設長)

施設の栄養を管理する管理栄養士の山本万理子さんも「ここに入所された方はだいたい皆さん体重が増えます。3~4ケ月で2~3キロくらいでしょうか。痩せたままでは床ずれができやすくなるので、体重が増えて体力がつくのはとてもいいことです。もちろん体重増加といっても肥満になるわけではありません。痩せすぎの状態から、標準的な体重になるということです」と語ります。

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とにかく手間暇を惜しまない

さしまの家では職員が気づいたことなどをフィードバックするために、利用者様と同じ昼食を食べています。実はその職員の皆さんがメフォスの作る食事を絶賛しているのです。

「とにかく手間暇を惜しまない。たとえばグラタンなんて、手間のかかるホワイトソースから作っているんですよ。あんまり美味しいのでレシピを聞いて、家に帰ってからそのレシピで自分も同じ料理を作っている職員が結構いるみたいです」(山本さん)

「今日も月見うどんが美味しくて、写真を撮っちゃいました」と山田施設長も微笑みながら語ります。

山田施設長がおっしゃるには、開所の準備段階で給食事業の委託先を募集したところ、5社が応募してきてプレゼンをしたそうです。その中で決めてのひとつは、メフォスがセントラルキッチン方式を取っていないことでした。

「工場で作るのではなく、施設内の厨房で調理すれば、その様子が利用者様にも見えますし、料理の美味しい香りも漂ってきます。そうすれば『今日のメニューは何だろう』と期待が膨らみ、会話が弾むことも考えられます。見える厨房は大きなポイントでした」(山田施設長)

施設内で調理するときに必要な設備や機器については「いろいろアドバイスをしてくれて、心強かった」と山田施設長はおっしゃいます。

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機動力と対応力

もうひとつ、山田施設長たちが重視したのは安定供給ということでした。茨城県は東日本大震災のときにも大きな揺れが起きましたし、古くから“暴れ川”と呼ばれしばしば水害を起こしてきた利根川も近くを流れています。

「メフォスが給食事業を委託されている施設はこの地域にたくさんあり、非常時にはそうした施設から応援部隊を派遣してくれると聞いたので、これなら大丈夫だと思いました」(山田施設長)

幸い、開所してからそうした非常事態は一度も起きていません。しかし、さしまの家でイベントを行うときなどには、メフォスの機動力がいかんなく発揮されています。昨年と今年の夏に行った納涼祭や、地域の高齢者も招待した敬老会のときも他施設からメフォスの応援部隊が駆けつけたのです。その日は利用者様はもちろん、地域の高齢者の方々も笑顔であふれていたそうです。

さしまの家が開所した2020年12月は、新型コロナが猛烈な勢いで感染拡大していた時期。開所する前に山田施設長たちは「感染防止や衛生管理面でメフォスから教えられたとこがたくさんあった」と言います。メフォスは1962年の設立以来、学校や病院などさまざまな施設で給食業務を行い、現在は全国に50近い拠点を展開しています。そうした長年の取り組みによって積み上げてきた技術やノウハウを全社で共有しているのがメフォスの特徴のひとつです。山田施設長と山本さんも口を揃えてメフォスの対応力の高さを評価します。

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要望は必ず真剣に検討する

さしまの家では、利用者様の状態に合わせて普通食のほかに刻み食なども提供しています。焼き魚を細かく刻んでお出ししたところ、飲み込みにくいとおっしゃる利用者様がいらっしゃいました。そのことを職員の方から聞き、次からは餡かけ風にしました。昨年の秋にはメフォス側からの提案でケーキバイキングも行いました。

「お寿司を食べたいという利用者さんのリクエストには、メフォスが所有しているお寿司を握る機械を使ってお寿司バイキングを開催してくれました。また、天気の良い日に屋外で食事をしたいとメフォスに相談したら、通常の食事を提供しながら、外で食べるユニットの分だけおにぎりにして、お弁当スタイルで作ってくれました。メフォスは、これはちょっと難しいかなと思うこちらの要望に対して、初めから『できません』は言わず、必ず検討してくれます。そこが一番信頼のおけるところです。今はさまざまなモノが値上がりし、食材費も高騰しています。そのなかでメフォスの人たちは本当に頑張ってくれています。メフォスを選んで本当に良かったと思っています」実感を込めて山田施設長はそうおっしゃいました。