期待を超える食事の美味しさと運営力


2007年に開設された社会福祉法人聖風会 千住桜花苑は、ユニット型個室100床に加えてショートステイ用のユニット型個室20床を備えた特別養護老人ホームです。同法人としては初めてのグループホームも併設し、開設以来、利用者様やそのご家族から高い評価を得ています。弊社は2024年10月より利用者様向けの食事提供業務を受託し、栄養価・味・見た目に配慮した食事の安定的な提供により、同施設の理念実現に貢献しています。
Section 01
理念の実現に向けた新たな給食事業者の選定社会福祉法人聖風会が大切にしていることのひとつに「その人がその人らしく生きること」という理念があります。利用者様が1日でも長く穏やかに暮らすことを使命とされており、その理念を実現するため『食事は大切な要素』であると考えています。2024年5月、同法人が運営する特別養護老人ホーム千住桜花苑は、給食委託会社からの撤退の申し出により、同年10月以降の給食提供が困難となる事態に直面しました。早急に次の委託先を検討しなくてはいけない状況下、弊社が候補に挙がりました。きっかけは、同法人が運営している特別養護老人ホーム花畑あすか苑において、2016年から弊社が利用者様の食事提供を受託しており、千住桜花苑の職員様が訪問された際に召し上がった食事を『とても美味しい』と記憶いただいていたことでした。急なお申し入れではありましたが、弊社が丁寧且つ前向きな検討を進めた点と、選定で重視された栄養バランスの摂れた食事を安定的に提供できる運営体制を評価いただき受託が決まりました。
―――「私たちの理念を実現するためには、栄養価が高く、なおかつバランスのとれた食事の提供が不可欠です。味だけでなく、見た目も美味しそうでないと利用者様の食べる量も減ってしまい、健康を維持することも難しくなってしまいます。それだけに、十二分に検討して新たな給食委託会社を選びました。メフォスさんには委託する前から真摯に対応していただき、委託してからも、クオリティの高い食事を提供し、安定した運営力を発揮いただいています。栄養士さんや調理師さんからのコミュニケーションも活発で、確実に私たちと連携できていることを実感しています」(木村輝明施設長)


メフォスが提供しているお食事
(左:夏野菜カレー 右:新米の時期に行うおにぎりバイキングイベント)
Section 02
完全調理済み品とハーフ食の導入を提案受託開始まで5か月弱の期間で、同法人の理念の実現と安定的な運営に向けての新たな取り組みとして、弊社は朝食時の完調品(完全調理済み品)提供を提案しました。早朝の朝食準備の時間帯は人材確保が難しいことが予想されるため、栄養バランスを担保しつつ、昼食や夕食も含めてクオリティを維持し続ける方法としてのご提案でした。試食会では気にされていた味や見た目を確認いただいた上で、ご納得いただき採用されました。
また、体力が落ち、食事量がだんだん減っていく利用者様も必要な栄養を摂れるよう、栄養補助食品などを使って栄養を補う食事として、ハーフ食もご提案しました。導入に際しては、利用者様の健康の維持に重点を置きつつも、食事の楽しみも維持できるよう何度も協議を重ねました。
―――「朝の忙しい時間に完調品を使うようにしたことで、メフォスのスタッフの皆さんも時間配分がしやすくなり、業務に余裕を持って取り組めており、その分、昼食と夕食に注力できるようになりました。私たちとのコミュニケーションもより一層円滑になり、食事に対する利用者様の感想などを伝えると真剣に耳を傾けてくれるので安心してお任せできます。」
Section 03
信頼と連携で更なるレベルアップへ受託前に協議を重ねたこともあり、日々の運営においても円滑なコミュニケーションが維持され、同施設との密な連携体制が確立されています。報告・連絡・相談が徹底されており、新たな取り組みもスムーズに実現できる点をご評価いただいています。また、食材価格の高騰などの課題にも相互に意見交換を行い、給食運営のプロとして必ず改善案を提案することが信頼につながっています。
―――「食材の価格が高騰している中で、メフォスさんも日々食材管理を徹底してくれていますが、それでも食材の残りが出たときは、私のほうから意見や提案をフィードバックします。感心するのは、そういうときメフォスさんは必ず、次の機会に何らかの改善をしてくることです。日々のコミュニケーションだけでなく、運営の改善においても、私たちとメフォスさんは確実に連携できていると思います」(外山栄養士)
メフォスは今後も、千住桜花苑の理念に寄り添いながら、利用者様とそのご家族にとって安全安心で満足できる食事提供を続けてまいります。
