メフォスでは、約3,800名の栄養士・管理栄養士が全国で活躍しています。(2025年4月時点)
2025年7月11日に、卒業生の管理栄養士が当社で活躍している長野県立大学様よりご依頼いただき、同大学 健康発達学部 食健康学科の授業「給食経営管理論Ⅱ」において、当社の管理栄養士が、管理栄養士資格取得を目指す学生29名へ約3時間の講義を実施しました。
実践を通して学んでもらうため、講義は学生を主体としたグループワークを中心に、3部構成で段階的に理解を深められるように工夫をこらした内容としました。
第一部 飲食店のビジネス構造をイメージしてみよう!
基本的なビジネス構造について、身近な飲食店を例に挙げ、売上の計算方法や経営上必要な経費についてレクチャー。
その後、条件を設定した架空のラーメン屋で、「利益を出す方法」についてグループごとに考えていただきました。何の経費をどのくらい削減するのか、売上を伸ばす方が得策なのではないか等、様々な意見が出る活発な議論に。具体例を挙げて考えることで、ビジネス構造についてより理解が深まった様子でした。
第二部 委託給食会社の立場で考えよう!国産うなぎを提供するには!?
第一部で学んだことをもとに、次は学生たちの進路により近い委託給食事業について考えます。
課題は、「土用の丑の日にイベント給食として一尾3,800円の国産うなぎを提供する方法」。
給食は飲食店と違い、販売価格はクライアントと取り決めた金額内で提供することが基本であることを伝え、グループごとに考え、発表していただきました。
「お客様の満足」と「利益の確保」の両立が難しかったようですが、飲食店とは少し異なる給食ビジネスを実感していただけました。
全グループから発表したのち、実際に事業所で行っているうなぎの提供事例をレクチャーし、学生たちは真剣に耳を傾けていました。
第三部 秋の行楽弁当を、食べていただく方に合わせてアレンジしよう!
給食経営の講義ですが、事業所での経験が豊富な管理栄養士が講師を務める機会を活かし、献立のアレンジ方法も講義に加えました。
課題として、秋の行楽弁当をグループごとにテーマに沿ってアレンジしていただきました。テーマは、病院や福祉施設、社員食堂、幼稚園等、様々なサービス分野に合わせて設定。当社の多様な受託実績を活かしたアイディア溢れる講義に、学生たちはグループで真剣に取り組んでいました。
テーマは、“腎臓病食”“いやいや期の保育園児向け弁当”“女子力高めの社員食堂”など、一部ユニークなものも用意。グループごとにランダムに割り当てられます。
どのようなアレンジをするのか、絵を描いて分かりやすく表現します。
アレンジのポイントを発表後、他のグループや当社管理栄養士からフィードバックを行いました。
また、授業の最後には、当日参加していた同大学の卒業生である当社管理栄養士への質問タイムも開催。管理栄養士として働く先輩の話に興味津々の様子でした。
本講義に関して、学生たちからは、「給食ビジネスの難しさと面白さを知ることができた」「ワークを通して楽しみながら学ぶことができた」などの前向きな感想をいただき、管理栄養士の仕事や委託給食会社を理解していただく機会となりました。
これからも、メフォスに在籍する約3,800名の栄養士・管理栄養士が全国で活躍している様子をご紹介して参ります。